UMBベストバウトランキング TOP10（勝敗ネタバレあり）
UMB それは日本一のバトルMCを決める大会
現存するMCバトルの大会の中でも最も古く老舗の団体で
2005年から始まり、フリースタイルのレベルを何度も何度も上げていきました。
その深〜い歴史は他の大会と比べ物にならないです。
そんな中でベストバウトを決めるんですからTop100にしたかったのですが
まずはTOP10、伝説中の伝説というものを厳選しました！
要望が多ければそのうちTOP100を作ろうと思います
10位 MC松島 vs ふぁんく
10位なのにも関わらずこの伝説のバトルを紹介する羽目に（笑）
伝説の大会UMB2014の裏ベストバウトと呼ばれている試合です！
今では優しいおっさんラッパーみたいな印象のMC松島ですが
このときのスキルは異常に高くリズムキープ力が抜群でした
対するふぁんくは「梅田サイファーの黒幕」という異名を持つほど
定評があり、まさにダークホース同士の対決でした。
最初はふぁんくは松島をdisってましたが、再延長のときに
松島がふぁんくに向かって水を渡してから徐々にふぁんくの顔が綻びます
そして再々延長のときについに客に向かってラップをし始めます！
それに松島も同意して、どこまで客を楽しめられるかのような勝負になります
まさにMCバトルのエンターテイメント性を広げた一戦でした
後日彼らは一緒に楽曲制作したことも話題になりましたね！
第9位 輪入道 vs ムートン
個人的に本戦よりも面白かった春選抜2017の中からこの一戦。
2016年本戦で話題になった若手ダークホース ムートンが、
ベテランMC 輪入道をジャイアントキリングする戦いです。
スタイルウォーズの最高峰との呼び声も高く、どちらも超かっこいい！
第8位 R指定 vs mol53
UMB2012の決勝戦です。2011年のときに爪痕を残し優勝候補だった輪入道を
一回戦で撃破したダークホース mol53と大阪予選を三連覇した優勝候補R指定が
激突します！
この試合に勝ち、見事優勝したR指定。ここから彼の三連覇の伝説が幕を開けます！
そしてこの大会で見事爪痕を残した53も今ではバトルMC最強格の一人です。
いやぁ〜もう一回この対戦カード実現してほしい！
試合の内容はというと、鬼畜ビートにどんどん二人が乗っかるものでして
53がテンションMAXになり客の方へ向かって足踏みしながらラップをするんですよ
そこを突いたRは「お前やってんのは踊り〜」とKREVAのサンプリングをし始めます！
このバースの身振り手振りは単なるスキルだけじゃない王者の風格を感じさせました。
当時Rは21歳で、53は22歳ですよ！？ 貫禄ありすぎ笑
第7位 mol53 vs Tkda黒ぶち
（公式動画なし）
ヘッズからの支持がかなり高いのがUMB2013。
その中でもベストバウトといえばやはりこの一戦！
・ビート最高！
・観客のボルテージMAX！
・TKのリリカルなバース最高！
・53のリズムキープ力えぐい！
言ってしまえばこの四点なのですが、二人の戦いの根底には「硬い韻を踏もう」や
「変則的なFLOWをしよう」などではなく、「自分たちの思いをどれだけ音楽に昇華できるか」という次元に達してると思います。そういうバイブスはやはり見てる人たちを突き動かすんですよね。最高のバトルだと思います。
第6位 ムートン vs 紅桜
UMB屈指のFLOW対決です！
ムートンの痺れるかっこよさと紅桜の中毒性のあるFLOWは永遠にリピートしてしまいます、FLOWは説明するのに難しいので先に聴いてみたほうが絶対に得です！
第5位 R指定 vs DOTAMA (2013)
UMB2013の決勝戦です！この試合に勝ってR指定がまさかの2連覇を果たします！
実は前に2011年の一回戦で当たっていますがR指定は敗れてしまいます
そのリベンジということもあり、歓声がすごいです。
このときのR指定は韻よりも会話に特化していて、ドタマを論破しまくります！
ドタマも2008年から変わらないバイブスとユニークなdisで食い下がりません！
まさに死闘。
結果は2回に渡る延長の末R指定が見事勝ち、翌年三連覇に挑みます。
ドタマはこの敗北を機にライムやリズムキープ力を徹底的に鍛え翌年に挑むのです、、
第4位 NAIKA MC vs やんぐたかじん
まさに炎vs氷のようなバトルですね。韻を踏まない対決ですがやんたかのパンチラインとナイカのバイブスが全力でぶつかっているのでめっちゃ面白いです！
UMB2016ってめっちゃ面白くて、いろんな優勝候補が集う中この二人が残って激突するんですよ。周りの人(司会の晋平太、友達のドタマ等)や倒していった仲間の思いを受け取ってラップするのがかっこいいです！
第3位 HIDADDY vs FORK
昔のUMBは東と西でどっちがうまいか、というコンセプトが出来上がっていました。
その中でも一番レベルの高い試合がこれです！
関西の超有名クルー 韻踏合組合と横浜の超有名クルー ICE BAHNの看板をそれぞれ背負って戦うのですが、14年前とは思えないほど高度な戦い！
フリースタイルで韻のレベルを一旦完成させたのもこの一戦だし、正に伝説の一言とでしか言い表せません！
ハイライトは再延長のFORKのラストバースです！動画にはupされてないのでDVDをぜひ買ってみてください！
第2位 R指定 vs DOTAMA
R指定vsDOTAMAのUMB編最終章です！
その死闘はまさに8小説2本の限界。
2013年にR指定に敗北したDOTAMAは晋平太に猛特訓してもらい最強格の1人と言われるほどスキルを磨きました。
同じく大阪予選をフルボッコにするレベルのスキルに到達したR指定。
そして2回戦で2人は激突することになります、、
特に延長戦のスキルのぶつかり合いはまさに歴史的瞬間でした。
異次元のFLOWで入るRと一歩も食い下がらないDOTAMA。
まさにライバル同士で切磋琢磨をしてる感じがたまらなく好きですし、
最後の結末も感動的です！まさに伝説の大会UMB2014にふさわしいベストバウトです
第1位 R指定 vs 晋平太
このレベルを超える韻踏合戦が今後出てくる気がしない、、
フリースタイルのハードルをめちゃくちゃ高くし、両者金字塔を打ち立てた天才二人が
初出場かつ一回戦で対峙するという展開、、
まさにこのバトルが両者のスタート地点であり、MCバトルブームの夜明けなのである
R指定の王道のパンチライン「おまたせラップオタクの出番だ fromコッペパンだ」
晋平太の伝説のパンチライン「今日勝つために生まれてきた！」はこのときに誕生した
ものである。
今では二人はHIPHOPを広めるため様々な活動に手を伸ばしている。
しかしそんな二人も最初はCITTAで少ない観客に見守られつつスキルをぶつけていたのだ。
個人的に好き度で言えば2位が上なんですが、このバトルの価値は現在進行系で高まっていくと思うので1位に入れました！
いかがでしたでしょうか？やはり定番中の定番で少しつまらなく感じる方も多いと思いますが、、次回はフリダンのまとめ記事を書いていこうと思います。
ではまた～
